観葉植物の土おすすめ17選｜虫がわかない土・カビない土はある？植え替え用は？

園芸店やカインズ・DCMなどのホームセンターでも、植物用の土が販売されています。土はどれも同じだと思い、適当に選んだら観葉植物が枯れてしまった経験はありませんか？実は土にも種類があり、植物によって向き不向きがあるのです。

しっかり育てたいのであれば、観葉植物用の土を選びましょう。観葉植物用の土にはカビない土や室内向けの土・お手頃価格・高級なプレミアム用土まで価格帯も幅広く揃っておりいくつも種類があるので、何を基準に選べばいいかわからないと困ってしまいますよね。

そこで、この記事では観葉植物の土の選び方とランキング上位のおすすめ商品・口コミを紹介します。虫がわかない土・植え替えに適した土などの情報も紹介するので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

花や野菜を育てる場合は栄養豊富な土が必要ですが、観葉植物は栄養よりも水はけのいい土が適しています。ただし、成長には水も必要になるため、適度な保水性も重要です。栄養はさほど必要ありませんが保肥性もチェックしましょう。根腐れしないために通気性のいい土を選ぶ必要があります。

園芸店やホームセンターで販売されている「観葉植物用の土」は、観葉植物に必要な条件を兼ね備えているのがメリットです。また、鉢植えは成長に応じて植え替えも必要になります。購入時は観葉植物用の土を使用していますが、植替の際も必ず観葉植物用の土を選びましょう。

培養土は、それぞれの植物に合わせて最適な環境を保つよう調整された土です。観葉植物用培養土の他にも、花用培養土や野菜用培養土などがあります。観葉植物用培養土は、水はけ・保水性・通気性・保肥性をすべて観葉植物向けに調整しているので、調整不要でそのまま使えるため初心者におすすめです。

ソイルアゲインは、天然鉱物で作られた培養土です。土を使わないため、虫がわかないのが最大のメリットといえます。ニオイも気にならず、土で室内が汚れません。繰り返し使用できるコスパのよさも魅力です。土に比べて計量で扱いやすいなど、使い勝手のよさから多くの人に選ばれています。

ハイドロカルチャーは粘度を高温で焼き発泡させたもので、ハイドロボールとも呼ばれています。1つのハイドロボールには、無数の穴が空いていて空気や水をため込むので、土を使いたくない人におすすめです。

ただし、土を使用しないため微生物が老廃物を分泌できず、根腐れを起こしやすい傾向があります。ハイドロカルチャーも洗って繰り返し使用できますが、追肥が必要です。ハイドロカルチャーには液体肥料を使いましょう。

プロトリーフは、部屋で観葉植物や多肉植物を育てる際に向いている土です。粒が少し大きめのサイズなので、手を汚さずに手入れができます。また、水に濡れると色が変化するため、水やりのタイミングも分かりやすいのも特徴です。

また、プロトリーフは初めから必要な肥料が配合されているので、植物をそのまま植えられます。たい肥を使用していないため、虫が付きにくいのも魅力です。

植木鉢の大きさは大体決まっていますので、使用するサイズと量の目安を参考に最適な量を見極めてください。以下に、植木鉢のサイズと目安を紹介します。

観葉植物用の土には肥料が配合されているものと、配合されていないものがあります。肥料が配合されている土にはパッケージに肥料入り・堆肥などの記載があるはずです。肥料が配合されていないものは、追肥が必要になります。追肥が面倒な場合は肥料入り、自分でブレンドしたい場合は肥料無しを選びましょう。

基本的に土は強酸性ですが、観葉植物には中性～弱酸性の土が適しています。種類により最適な酸度は異なるものの、目安はpH3～8です。酸度調整には、消石灰・苦土石灰・牡蠣殻などのアルカリ資材を使用します。

ただし、強酸性だからとアルカリ資材を使いすぎるのは禁物です。土の酸度は酸度計で測定できるので、不安な場合は土と一緒に酸度計も購入しましょう。2,000円前後で購入できます。

土の粒が大きいほど水はけはよくなりますが、保水性は低くなります。粒が小さいほど保水性は高くなりますが、水はけが悪くなり根腐れを起こしたり粘土質な土になったりする可能性が高くなるので気を付けましょう。粒の大きさは使用する植木鉢のサイズに合わせるのがおすすめです。手の平サイズには小粒、大きい植木鉢には中粒を選ぶと失敗しにくくなります。

観葉植物は水や日当たり以外にも、土も重要です。以下では、観葉植物の土に入れ替え方についての手順を解説します。

1. 観葉植物を鉢植えから抜き、根についた土をやさしくほぐして落とす。根に傷みなどが見られる場合は、傷んでいる部分だけハサミで切る。
2. 植え替え先の鉢植えに鉢底ネット→軽石の順で敷き、培養土を3分の2ほど入れる。
3. 鉢の中央に観葉植物を置き、根にしっかり土を埋め込むようにして植え込む。
4. 表面の土を整えたら、水を撒く。

観葉植物の土を入れ替える理由としては、土の水はけが悪くなると土が粘土質になって根が伸びにくくなってしまい、水はけが悪くなり根が腐りやすくなってしまうためです。根が腐ってしまうと植物が枯れてしまうため、入れ替え作業を怠らないようにしましょう。

観葉植物土にカビが発生する原因としては、以下のような理由があります。

• 鉢を置いている場所の日当たりや風当たりが悪い
• 土が常に湿っている状態
• 必要以上に肥料を与えている

対策法としては、鉢を日当たりや風当たりのいい場所へ移動しましょう。植物によっては日光が苦手な種類もあるため、事前にチェックしてください。また、水や肥料などは適量を与えるのが大切です。

また、虫がついてしまう原因は、以下のような理由が多いです。

• 水の与えすぎで常に土が湿っている
• 受け皿に水が溜まっている

水が多いと虫がわきやすくなるため、対処法としてすぐに虫を退治したい場合は、殺虫剤を使用しましょう。薬剤の使用に抵抗がある方は、湿ってしまっている表面の土を入れ替えるといった方法もあります。また、水に強い観葉植物に限りますが、鉢ごと水に沈めて虫だけを浮かせて除去するのも一つの手です。

観葉植物土にきのこが生えてしまう場合もありますが、原因として以下のような理由があります。

• 購入した土にもともと菌が含まれていた
• 屋外で育てている場合、風などによって菌が飛び土に付着する
• きのこが生えやすい高温多湿の環境

対処法としては、生えたきのこを抜き取るのが簡単な方法です。また、土に菌がある場合は抜いても再びきのこが生えてくる可能性があるので、土を入れ替えましょう。菌が鉢に付着している場合もあるため、同じ鉢に入れ替える際はしっかり洗ってから入れ替えてください。

観葉植物の種類によって成長スピードが変わりますが、基本的に2年に1度植え替えが必要です。土が弱くなったり、成長によって植木鉢が窮屈になったりすると成長を妨げます。植え替えのサインを紹介するので参考にしてください。

• 葉がしおれている
• 底から根が飛び出している
• 水はけが悪くなった

上記のような状態が見られたら、植替のサインと考えてください。2年経過していなくても、このようなサインが見られたら植え替えましょう。植え替え時期は15℃以上、4～5月または秋です。寒い時期はできるだけ避けるようにしてください。

ここでは、観葉植物を植え替える手順を紹介します。コツさえ覚えておけば、初めてでも失敗なく植え替えできるはずです。焦らずゆっくり丁寧に進めていきましょう。

<植え替え手順>

1. 植木鉢は一回り大きいものを選ぶ
2. 植え替える前は水やりを控え土を乾かしておく
3. 根についた土を優しく払い落とし、傷んだ根はカットする
4. 植木鉢に底石や底穴ネットを敷き、半分程度まで土を入れ観葉植物を入れる
5. 土を足しならしながら整える
6. 植木鉢の上から2～3cmまで土を足し水やりする

ダイソー・セリア・キャンドゥなどでも、観葉植物用の土の扱いがあります。100均の土は安いからといって使えないわけではありませんが、追肥が必要だったり、種類によっては不向きだったりするので気を付けましょう。

有機物を多く含む土は虫が湧いたりきのこが生えたりしやすいので、室内用には不向きです。100均の土は量が少ないので、大きい植木鉢には1個では足りません。小さい植木鉢であれば100均の土でも十分です。

大きい植木鉢に使うのであれば、園芸店やカインズなどのホームセンターでも数百円で購入できます。虫が湧いたりきのこが生えたりするのを防ぎたい人は、園芸店やホームセンターで虫がわかない土を選びましょう。

観葉植物をしっかりと育てたいのであれば、観葉植物用の土を選びましょう。初心者には培養土、虫がわかない土を選びたい人にはソイルアゲイン・ハイドロカルチャーがおすすめです。観葉植物の種類や環境でも選択肢は変わってきます。紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、最適な土を選んでください。