【自作PCにも】結束バンドおすすめ9選｜マジックテープ式・強力固定も

ケーブルや配管などをしっかりと固定することができる結束バンド。強力に固定ができることもありさまざまな場面で活躍してくれるので、DIYやバイクにも使用されています。気軽に購入ができることから使用する方も多い工具です。

しかし、結束バンドといっても種類や素材で選び方はさまざまで、単純な仕組みだからこそいざ購入しようとしても悩んでしまいます。最近は耐熱性や耐候性に優れた商品も多く、最適な商品はどれなのか難しく感じることもあるでしょう。

そこで、今回は結束バンドの選び方とおすすめの商品9選を紹介します。強力にしっかりと固定することが可能なステンレスバンドを中心に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ここでは、結束バンドの種類について解説します。結束バンドには一度使用したら再利用が不可能な「一般タイプ」や再利用が可能な「リピートタイプ」などがあります。使いやすさや用途に合わせて種類を選んでください。

結束バンドの種類は「リピートタイプ」と「一般タイプ」の2種類です。一般タイプとは、爪のついた穴に一度通して固定するともう一度使用することが不可能なタイプ。安価なのが特徴です。

ループタイプは再利用が不可能な一般タイプとは違い、ヘッド部分にレバーがついていて再利用が可能なタイプです。間違えても一度外してから再び固定できるので、結束バンドが無駄にならないのが特徴です。

結束バンドのなかにはマジックテープ式の商品も販売されてます。マジックテープ式なら一度外してしまっても再利用することができて、ゴミも出ないのでエコに結束バンドが使えます。

何度も取り外すことが多いケーブル周りの使用におすすめのタイプです。また、マジックテープ式は固定するものの大きさに合わせて直径を合わせられます。そのため、緩んでしまうことなくしっかりと固定できるのも特徴です。

結束バンドの強度は1分間に1インチ引っ張った際の強度の「ループ引張強度」と、両端を引っ張った際の強度の「単純引張強度」の2種類です。一般的な結束バンドはループ引張強度で表示されていることがほとんどです。

ループ引張強度は「N（kgf）」で示され、数値が大きいほど結束バンドの強度も高くなります。強力な結束バンドを求める方は購入の際にループ引張強度をチェックしてください。

結束バンドを選ぶ際には用途に合わせた長さや太さ（幅）を選ぶ必要があります。結束バンドを使用したい物に対して短すぎると固定ができません。また、太い結束バンドを選ぶことでしっかりと固定することが可能です。

さまざまなシーンで結束バンドを使用するなら余裕のある長めの商品がおすすめです。長くても固定したヘッド部分より先を切れば邪魔にならないので、さまざまなシーンで活用できます。

どういったものを結束バンドで固定をしたいかで「直径」を決めてください。結束バンドは長さすべてを使って固定できるわけではないので、事前に直径を調べておきましょう。結束バンドの直径は「mm」で示され、最小直径や最大直径が表示されているので、購入の前にチェックしてください。

商品のラインナップが豊富で選びやすい素材の「ナイロン」は安い価格で購入することが可能です。100均でも販売されていて手軽に購入できるのもメリットです。また、ナイロンといっても「ナイロン66」や「ナイロン46」と表記がされていて、数値によって特徴が変わります。たとえば、ナイロン46はナイロン66に比べて耐薬品性や耐熱性に優れています。

ナイロンのように耐熱性や強度を持つ素材の「ポリプロピレン」は耐薬品性にも優れています。ナイロンと違って酸やアルカリが含まれる薬品に強いのが特徴で、薬品を扱う研究所や工場で使用されています。

ただし、薬品の種類によってはポリプロピレンの結束バンドの使用が適さないこともあります。薬品周りに結束バンドを使用する際にはあらかじめ確認してください。

ナイロンよりも耐熱性や耐候性に優れた「フッ素樹脂」は車などの温度が上がりやすいシーンで使用するのがおすすめです。耐熱温度が高いため、屋外でも安心して使えます。ただし、一般的に多く使われているナイロン製の結束バンドよりも価格が高い傾向にあります。

屋外で配管を固定するなら「ステンレス」の結束バンドがおすすめです。ステンレス製の結束バンドは耐久性に優れているだけでなく錆にも強いので、雨や風にさらされて劣化し切れてしまう心配がありません。

しかし、金属のため短く切る際や取り外しの際には手を切らないように気をつけましょう。軍手を着用するといった工夫をしてください。

屋外で結束バンドを使用するなら耐久性や耐熱性だけでなく「耐候性」もチェックしてください。紫外線・雨風・気温に耐えられる製品を選ぶことで劣化による断線などを避けられます。フッ素樹脂やステンレス素材の結束バンドは耐候性に優れているので屋外での使用におすすめです。

散らかりやすいパソコンの周りの配線や電化製品のコード類をまとめるならカラー付きの結束バンドをチェックしてください。カラーを分けることでケーブルを区別できるので整理整頓におすすめです。また、解くことの多いケーブル類に結束バンドを使用するなら何度でも使えるリピートタイプや固定が簡単な商品をチェックしましょう。

結束バンドの屋外用で黒色が使用されるのは、紫外線に強い「カーボンブラック」と呼ばれる安定剤が含まれているためです。そのため、屋外用と記載して販売されているのもは耐候性があり、屋内用より強度や耐久性がアップしています。

屋外で使用する際には、「屋外用」「耐候性」と表記されている商品をチェックしてみてください。

PCを自作で組んでいる方は、多くのケーブルを結束バンドでまとめるとすっきりします。長いケーブルがファンに巻き込まれると故障の原因になりかねないため、巻き込み防止のためにも利用しておくのがおすすめです。

また、見た目もきれいになり、デスク周りのゴチャつきも解消されるメリットがあります。

一般タイプの結束バンドは一度締めてしまうと切って取り外さなければなりません。取り外す際にはハサミやニッパーを使用すると簡単に切れるのでおすすめです。

結束バンドと固定しているものに余裕がある際には細めのハサミで切断してください。余裕がない場合はニッパーを使用して、ニッパーの先を隙間に入れて切断をしてください。

今回は結束バンドの選び方とおすすめ商品を紹介しました。一口に結束バンドといっても種類や用途によって選び方はさまざまです。ぜひこちらの記事を参考にして、使いやすい結束バンドを見つけてください。