【最新】おすすめの草刈鎌12選｜ワークマン・ダイソーで買える？

雑草は年数回、処理をしなければ手が付けられないほど成長してしまいます。業者に頼むこともできますが、高額な出費になるため自分で処理したいと思う人が大半です。自分で処理する際には草刈鎌が欠かせません。

草刈鎌には種類があるので、何気なく選ぶより草の高さ・太さに合った草刈鎌を使用した方が使いやすく時間短縮にも繋がります。環境の違いによっておすすめの草刈鎌は異なるため、処理する雑草に合わせて選びましょう。

本記事では雑草の高さ別でおすすめの草刈鎌を紹介します。また、切れ味を保つための刃の砥ぎ方も紹介しているので、草刈鎌の管理に役立ててください。

草刈鎌と言えば、多くの人が三日月鎌を思い浮かべます。刃が三日月のように緩やかなカーブになっている鎌です。切れ味が鋭く、草刈り以外に野菜・稲の収穫作業にも使用できます。刃の厚みで薄鎌・中厚鎌・厚鎌に分けられ、最も切れ味が鋭いのは薄鎌です。三日月鎌の中でも、刃が厚く柄が太いものは木鎌と呼ばれ、硬い雑草・小枝を刈ることができます。

草を刈るのではなく、根から刈り取る場合に使うのが草削鎌です。半円形の刃が特徴で、土に刃を入れて掘るようにして根を刈り取ります。土に刃を入れるため刃の摩耗が早く、切れ味が落ちやすいため手入れが必要です。

ねじり鎌も同じで、根から草を刈り取る場合に使用します。刃に近い場所の柄がねじれているのが特徴です。

三日月鎌に似た形状の鎌に鋸鎌があります。ノコギリのようなギザギザの刃が特徴です。稲・麦など茎が堅い作物の収穫時にも使用されます。通常のノコギリと同じように動かして使えば、固い草・茎だけでなく縄・PPバンド(ポリプロピレンで作られた幅があるバンド)を切ることもできます。

刃の長さが100mm前後で短く、手元で作業するときに適しているのが小鎌です。花・作物と雑草が混在している場所で、雑草のみを処理しやすいため園芸・家庭菜園に向いています。片手でも扱いやすいのが特徴ですが、小さくても刃の切れ味は他の草刈鎌と同じなので、慎重に扱うようにしてください。厚刃が多いため高い耐久性があります。

三日月状の刃が付いた柄の長い鎌で、長柄刈払鎌と呼ばれています。立ったまま使用できるため、足腰が弱い人には特に向いている鎌です。広範囲の草刈り・届かない場所の草を刈ることができます。

長い柄は草を集めるのにも役立ち、草刈り・草を集めるという2つの作業をこなしてくれる鎌です。刃の形が半円形の立鎌もあり、土ごと根を刈り取ることもできます。

草刈鎌の刃には、薄刃から厚刃があります。刃の厚みによって違いがあるため、それぞれの特徴を知ることが重要です。

• 薄刃…最も切れ味が良く、細い茎の雑草なら容易に刈ることができる。耐久性は悪く、折れやすいのが難点。
• 中厚…切れ味・耐久性の両方を兼ね備えている。薄刃より切れ味は劣るが、ススキなどの太い茎の雑草も手早く処理できる。
• 厚刃…切れ味は悪いが、普通の雑草であれば刈ることができる。耐久性が高く、小枝などの処理もできる。重量があるため、扱いには慎重にする必要がある。

刃に使用される素材は、鋼・ステンレス鋼が一般的です。それぞれに特徴があり、使用に適した素材を選ぶと草刈りをスムーズに進めることができます。鋼は切れ味のよさ・摩擦に強いことが特徴です。鋼は頑丈な素材ですが硬い分、柔軟性に劣るため折れやすい難点があります。

また、錆が出やすいため定期的なメンテナンスが必要です。ステンレス鋼は錆びにくさ・軽さが特徴です。鋼と比べると切れ味は劣りますが、作業に支障をきたすような切れ味の悪さはありません。柔軟性があるため折れにくく、鋼より軽いため安全に使用できます。

草刈鎌の多くは片刃ですが、両刃もあります。両刃は利き手に影響されず、左右どちらの手で使っても切れ味に変化がありません。耐久性が高いことも特徴で、片刃の薄刃より固い草を刈ることができます。ただ、両刃は刃の表・裏を均等に砥ぐ必要があり、管理が難しいのが難点です。

草刈鎌の使い方を知っていれば、草刈りをスムーズに進めることができます。刃物である以上、扱いには万全を期し、安全面から服装にも気を付けて作業しましょう。

鋭利な刃物である草刈鎌は、使用する際に準備・チェックをしておくと安全に作業できます。作業時には手袋・軍手などの装着に加え、肌の露出が少ない長袖・長ズボンを着て、ケガを防ぎましょう。

靴は滑りやすい靴を避け、長靴があれば長靴を履いてください。ゴーグルなどを装着すれば目の保護になるため、所持していれば装着することをおすすめします。また、草刈鎌を使用する前に、刃と柄の取り付け部分が緩んでいないか・柄が腐って折れそうになっていないかをチェックしておくと、思わぬ破損によるケガを防ぐことができます。

刃に角度が付いている草刈鎌は、刃の部分を草に当て、手前に引いて使うのが基本的な使い方です。その際、手で草をまとめて持っておくと刈りやすくなります。切れ味のいい草刈鎌は軽快に草を刈ることができるため、動きが乱雑になりがちです。

手元が狂うとケガをする危険な道具なので、丁寧な動きを心掛けましょう。また草の構造上、根元に近い場所を刈ることで草の成長を遅らせることができるため、なるべく根元に近い場所を刈るように意識してください。

草の汁を付着したままにしておくと刃の痛みが早くなります。使用後は水できれいに洗い、乾いた布で水気をしっかり拭き取ってください。水気が残る場合は天日干しをして乾燥させます。その後刃物専用の油を塗り、新聞紙で包んで保管します。刃物専用の油は錆止めの効果が期待できるため、手元にない場合はホームセンターや通販などで購入してください。

さまざまな作業に適したウェアやアイテムを販売しているワークマンですが、残念ながら草刈り鎌の取り扱いは今のところありません。

100均ショップのダイソーでは、草刈り鎌を販売しています。刃の部分はステンレス鋼で、持ち手部分の材質はポリプロピレンで軽さが特徴です。サイズは最長19cmでガーデニングやお庭の雑草を
根元から刈り取るのに使いやすい大きさです。

草刈鎌は自分で砥ぐことができます。手で動かす、草刈鎌専用の砥石がおすすめです。

• 砥石を約10分、水に浸ける
• 鎌の柄を持ち、自分の反対側に刃を向けて平らな台の上に置く
• 砥石の角度を45度前後に保ち、砥石を前後に動かして砥ぐ（刃を上に傾ける場合、刃と砥石の角度は15～20度程度にする）
• 刃の裏側を軽く指で触り、引っ掛かりを感じるなら裏側も砥いで引っ掛かりを落とす
• 水で洗い、乾いた布で水気を拭きとる（水気が残るようであれば、天日干しで水気をとる）
• 新聞紙に巻いて保管する

草刈鎌は種類によって用途・切れ味・耐久性が変わります。草刈りの時間短縮、労力をかけないためにも、処理したい雑草に合わせた草刈鎌を選ぶことが重要です。草刈鎌は収穫作業・梱包の紐を切る時にも使用できます。意外とさまざまな場面で役立つため、1本は所持しておきたい道具です。