芝生バリカンのおすすめ12選｜切れないときの対処法・カインズの芝刈り機・評判も

庭の芝生や生垣など、自宅に緑を取り入れている家庭は多いです。しかし、静観を保つには大変な労力が必要で、定期的な芝刈りや剪定が必須です。芝生のお手入れや雑草の処理を手動のハサミで行うと、時間がかかり大幅に手間もかかります。そんな時に役立つのが「芝生バリカン」です。

芝生バリカンは芝生をなでるように当てるだけできれいにカットできるので、短時間でお手入れが可能です。他にも剪定に使えるタイプもあり、ハンディタイプやスティックタイプなどさまざまな種類があります。芝生バリカンはカインズやDCMなどのホームセンターでも購入できます。

この記事では、芝生バリカンの種類・選び方・口コミ・評判とあわせておすすめ商品12選を紹介します。おすすめ商品では人気のマキタの芝刈り機やリョービの草刈り機もセレクトしています。また、草が切れない時のメンテナンスについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

「ハンディタイプ」の芝生バリカンは、手に持って使う小型のタイプです。片手で持てるサイズ感で、持ち運びしやすく収納スペースを取らないのがメリットです。庭の縁石周りやブロックの隅など細かい箇所にも刃が届きやすく、狭い場所での芝刈りにおすすめです。

ただし、しゃがんで使用するので広い面積には向いておらず、長時間使うと疲れてしまいます。芝刈り機を持っている方は、補助として使うのもおすすめです。

「スティックタイプ」は長い棒状で、立ったまま使えて疲れにくい芝生バリカンです。広い範囲の芝刈り・草刈りに向いています。スティックの分だけ重量があるので、楽に使いたい方は補助ベルトや車輪が付いているタイプがおすすめです。

収納時にかさばるのが気になる場合は、パーツを取り外してコンパクトに収納できる製品を選びましょう。持ち手を取り外して、ハンディタイプと両用で使えるタイプもあります。

2wayタイプはハンディとスティックの両方使いができる芝生バリカンです。一部に使用したい場合には2wayの芝生バリカンがおすすめです。付属のアタッチメントの付け外しで使い分けられます。

しゃがんで使用すると腰や足が痛くなってしまう方でも、2wayタイプを使えば立ったまま広範囲の作業ができます。シーンに合わせて使えるので効率のいい作業が可能です。

芝生バリカンは基本的に野外で使用するので、電源方式が重要です。芝生バリカンの電源方式は、「コード式」と「充電式」があります。それぞれメリットとデメリットがあるのでチェックしておきましょう。

コード式はコンセントに挿して直接電力を供給するため、パワーが持続しやすく長時間の使用に向いています。充電を待つ必要なく、使いたいときにすぐに使えるのがメリットです。

ただし、コードが届く場所にしか使用できないので、購入の際はコードの長さを必ずチェックしましょう。広い庭の場合は延長コードが必要になります。うっかり芝生バリカンの刃がコードに当たると、切断してしまうこともあるので長さをしっかり確認してください。

充電式はあらかじめバッテリーを充電してから使用します。コードレスなのでコードに気を取られることなく、電源がない場所でも活用できるのがメリットです。

もちろん充電が切れてしまうと使えないので、連続使用時間をチェックしておきましょう。バッテリーも含んだ重さなので、ハンディタイプの場合は重く感じることもあります。また、コード式より高価な製品が多いのも特徴です。

「芝生用」は芝生を刈るときに使うタイプで、ほうき型の2枚の重なったギザギザの刃が交差しています。一般的に芝生バリカンといえば、このタイプの刃が定番でセットされています。2枚の刃が芝生を巻き込んでカットしていき、きれいに高さを揃えられます。

2枚の刃が交差するときに摩擦が起きるので、どうしても刃が傷みやすくなってしまいます。定期的なお手入れが必要になるため、刃が外しやすいかも見ておきましょう。

「剪定用」は生垣や庭の植木などのメンテナンスで使うタイプです。細長いギザギザの刃が両サイドに付いており、ノコギリのような形状をしています。刃が細かく動いて、葉や枝をカットします。刃が長いほどまとめて広範囲の植木がカットできますが、その分重量は重くなるのがデメリットです。剪定用のみのタイプと、芝生用とセットになった製品もあります。

芝生はもちろん、雑草といった広範囲の草刈りに使いやすいのが「回転式」です。パワーが強く、刃が高速で回転してカットするので、広い庭のお手入れに向いています。ただし、芝生用や剪定用と比べると製品数は少ないです。刃は円形のタイプと、三日月型のカッターが回転するタイプがあります。縁石まわりやキワまでカットしやすい、ナイロンカッターと付け替えできるタイプもおすすめです。

芝生バリカンは刃のサイズにも種類があります。大きい刃ほどまとめて刈れる範囲が広く、小さい刃だと細かい箇所も刈りやすいです。刃が大きすぎるとキワの部分まで刈りにくいので、芝生用の目安としては160mmくらいの製品を選びましょう。

芝生バリカンはモデルによって、芝生を刈れる幅と高さが違います。刈り幅は刃の大きさと比例しており、刃が大きいほど刈り幅が広く、刃が小さいほど刈り幅は狭くなります。

刈り込み高さは、芝生を根元から残す高さです。刈り込み高さの種類は、2段階・3段階などで調節できるモデルも販売されています。季節やお手入れの間隔に合わせて、残したい高さを調整できるのでおすすめです。

芝生バリカンを選ぶときは、ストローク数もチェックしておきましょう。ストローク数とは、1分間の刃の回転数を数値にしたものです。ストローク数が多いと、高速で刃が動くので短時間で芝刈りが可能。効率よく芝刈り作業ができます。

特に回転式の刃はストローク数値が高いので、パワーが強いことが分かります。素早く芝刈りを済ませたい方は、高めのストローク数の製品を選びましょう。

使いやすい重量で芝生バリカンを選ぶのもおすすめです。軽量タイプの芝生バリカンなら、操作が簡単で長時間の作業でも楽に操作できます。ハンディタイプの芝生バリカンを選ぶ方は特に重量に注目したいです。

芝生バリカンの重さによって疲れやすさも変わってくるので、重量に注目して選びましょう。芝生バリカンは500ｇ程度のものから、2kg程度のものまで幅広くあります。自分に合った重さのものを選びましょう。

電動工具・ガーデン機器・清掃機器などを幅広く展開する「リョービ」。プロ用から家庭用までさまざまな製品を扱っており、芝生バリカンや草刈り機も多くの種類が揃っています。オレンジを基調にしたポップなカラーの製品が多く、軽量で女性も扱いやすいのが魅力です。

総合電動工具メーカーとして有名な「マキタ」。業務用製品のイメージが強いですが、家庭用の電化製品や園芸工具も多く販売されています。マキタの電化製品のメリットは、違う製品でもバッテリーを共通して使えること。掃除機や工具などマキタ製を持っているなら、芝生バリカンと電圧が合えば使いまわしが可能です。

「カインズ」は全国に店舗展開する、ホームセンターで有名なメーカーです。カインズからも「ガーデンバリカン CHG-163」という芝生バリカンが販売されており、口コミ評価が高く人気の製品です。購入したい方は、カインズのオンラインショップか、直接店舗を利用しましょう。

カインズと同じくホームセンターを展開するDCM（ディーシーエム）です。DCMではさまざまなオリジナル商品を販売しており、芝刈り機や芝生バリカンもあります。充電芝生バリカンは両刃駆動でスムーズな刈込が可能です。高さ調節もできるためキワ刈りにも使え、コードレスなので場所を選ばず取り回しが楽です。

芝生バリカンの刃は消耗品のため、使うごとに徐々に切れ味が悪くなります。切れなくなった刃を使っていると、何度も芝生に刃を当てなければならず、時間がかかって大変です。刃が切れにくく感じたら、以下の方法がおすすめです。

• 研磨剤を使って刃を磨く
• 砥石で刃を研ぐ
• 替刃を購入し交換する

刃の研ぎ方に自信がない方は、替刃を購入するのが手っ取り早い方法です。いずれにせよ、刃を本体から取り外す必要があるので、怪我をしないように気を付けましょう。刃はモデルによってそのまま取り外せるタイプと、ドライバーが必要なタイプがあります。取り外し作業時には軍手をするのがおすすめです。

芝生バリカンは電動で芝刈りや草刈りができるので、庭のある家庭にとって非常に便利なアイテムです。芝刈り・草刈りだけでなく、ブレードを変えれば生垣や庭木の剪定まで可能です。刈りたい箇所に合わせた芝生バリカン選んで、快適に庭のお手入れをしましょう。