【2024年最新】コーキングガンおすすめ15選｜安いものからプロ仕様まで！

気密性や防水性を保つ目的でお風呂場や外壁の継ぎ目を埋めるために使われる、ゴム状の素材をシーリング材と言います。これを埋め込む作業をコーキングと呼び、コーキング作業はコーキングガンで行います。コーキングガンはプロ・アマ問わず使われるとても便利な道具です。

どれも同じように見えるコーキングガンですが、さまざまな種類や機能があります。特徴によって使いやすさ・スピード・仕上がりに違いがあるので、用途に最適なコーキングガンを選ぶことが重要です。

そこで今回は、コーキングガンの選び方とおすすめ商品15選を紹介します。販売場所や改造コーキングガンについても解説するので、最後までぜひご覧ください。

コーキングガンにはシーリング材を取り付けて使うことが一般的です。シーリング材にはカートリッジ型やフィルムパック状のものがあり、使い方にはコツがあります。まずは、カートリッジの先のノズルを取り外し、シーリング材の密封シールを開封してください。

その後ノズルの先端をカッターで切り、再度カートリッジにセットします。そして、コーキングガンの中央部分を貫通しているロッドを1番後ろまで引き、カートリッジを装填してください。装填した後はレバーを軽く引いてロッドを前に進め、カートリッジを固定します。

ここまで終わったら、注入したい箇所にノズルの先端を当ててレバーをゆっくり引いてください。カートリッジの先端からシーリング材が放出されるので、コーキングガンをスライドさせて伸ばしていくときれいに充填できます。

一見どれも同じように思われるコーキングガンですが、実は種類や機能がさまざまです。ここでは、操作方法・機能・容器・容量に分けてそれぞれの特徴を解説します。自分の使用シーンを想定して、最適なコーキングガンを見つけましょう。

コーキングガンを選ぶ際に重要なのが、操作方法です。ここでは、手動式・電動式・エアー式の3種類を解説します。それぞれのメリットを知り、自分に合ったコーキングガンを見つけてください。

コーキングガンにはもともと手動式しかありませんでした。現在でも、安価で基本的な造りの手動式コーキングガンは最も主流な道具です。簡易な構造でできているので、故障しにくいメリットがあります。また、使い方が簡易なので初心者向きです。ただし、常に手で引き金を引き続けないといけないため、広範囲をコーキングする場合はとても疲れます。

電動式コーキングガンはここ数年で販売され始めた最も新しいタイプです。電動でシーリング材を放出するので、腕が疲れにくくきれいに仕上がります。ただし、簡易な構造の手動式と比べると価格が高く、修理を自分で行えません。また、充電式のものは充電池を取り付ける必要があるため、手動式よりも重いことが多いです。効率よく広範囲をコーキングしたいプロに向いています。

エアー式コーキングガンも、近年販売され始めた新しいタイプです。動力がエアーなので力がいらず、シーリング材を均一に放出できます。また、構造が電動式よりもシンプルなので、本体重量が重くなく手が疲れにくいです。ただし、動力源にエアーコンプレッサーが必要になり、ホースを取り付ける必要があります。扱いが難しいためプロ向きです。

コーキングガンには、その他のDIY用品と同様にさまざまな機能があります。ここでは、液だれ防止機能と360°回転機能を紹介します。機能によって仕上がりに違いが出るので、しっかり確認してください。

液だれ防止機能が付いているコーキングガンであれば、トリガーを放した後すぐにレバーの圧力を解除可能です。通常のコーキングガンはトリガーから指を放してもレバーの圧力がかかり続け、シーリング材が出てしまう「液だれ」が発生します。液だれすると仕上がりが汚くなるので、効率よくきれいに仕上げたい方には液だれ防止機能がおすすめです。

360°回転機能があるコーキングガンは、ノズルを回転させて使えるため作業効率が向上します。コーキング作業はノズルの切り口と継ぎ目を合わせる必要があるため、場所によっては姿勢や持ち方を変えなければならずとても大変です。360°回転タイプであれば、ノズルが回るので姿勢を変える必要がなく、体の負担を軽減できます。

コーキングガンに装填するシーリング材の容器には、カートリッジ・フィルムパック・ペール缶の3種類があります。容器の形によって使えるコーキングガンが変わるので、購入前にしっかり確認してください。

シーリング材を専用容器に充填したカートリッジ型は、最も多く流通しているタイプです。330ml入ったカートリッジが多く販売されています。1cm×1cmの継ぎ目をコーキングする場合に330mlカートリッジを使うと、約3m施工可能です。少しコンパクトな200ml入りのものも販売されており、この場合は約1.8m施工できます。

ソーセージとも呼ばれる容器タイプがフィルムパック型です。カートリッジ型のシーリング材は使い終わっても容器の形状がそのままで、たくさんコーキングするとその分ゴミが増えます。しかし、フィルムパック型のシーリング材であれば使い終わった後に圧縮可能です。手やコーキングガンが汚れやすいデメリットがあるので、あまり普及していません。

シーリング材はペール缶に入ったものもあります。6Lペール缶に入ったシーリング材であればカートリッジ約18本の容量。コーキングする箇所が多い場合に使われますが、シーリング材を詰め込める専用コーキングガンが必要です。最近では、シーリング材を吸い上げて使えるシリンダーガンや、装填用別売りカートリッジも販売されています。

カートリッジ型のシーリング材は1本300～900ml程度のものが主に販売されており、330ml容量が主流です。フィルムパック型は500mlと760ml程度のものが販売されています。ペール缶は大量に入ったものが多く、4～6Lのものもあります。施工する場所のサイズやコーキングガンの種類に合わせてシーリング材の容量を決めてください。

コーキングガンには有名なメーカーがあります。ここでは、TAJIMA（タジマ)・Makita（マキタ)・YAMAMOTO（山本製作所)を紹介。それぞれに特徴や強みがあるので、シリンダーガン選びの参考にしましょう。

TAJIMA（タジマ)は東京都にある株式会社TJMデザインの建築用ハンドツールブランドです。数多くの製品カテゴリでトップシェアを誇っています。手動式コーキングガンは各ECショップで上位にランクイン。中でも「コンボイジャスト」は、押し出し力と耐久性をアップしたTTシステム搭載の人気モデルです。

Makita（マキタ)は愛知県に本社を置く電動工具メーカーです。建築関係の道具を多く販売しており、コーキングガンでは充電式モデルを販売してます。10.8V・14.4V・18Vの3種類のバッテリーを選べ、18Vモデルは1充電当たりの作業量が最も多いです。電動式なのでレバーを引く力がいらず、疲れを軽減できます。押し出し速度も調整可能です。

YAMAMOTO（山本製作所)は大阪市に本社を置く外壁リフォーム関連機器の製造販売メーカーです。コーキングガンのエキスパートで、数多くの製品を販売しています。最新式のカートリッジガンには強力型ハンドル搭載で、打ち出し困難な高粘度の材料も放出可能です。また、ペール缶からシーリング材を吸い上げて放出する「シリンダーガン」も販売されています。

コーキング作業は普段耳にしないDIY作業なので、情報が少ないのも事実です。そこで、インターネット上でよくあるコーキングガンの疑問を取り上げます。この記事を読んで、コーキングガンのことをさらに知り、製品選びに役立てましょう。

コーキングガンは主にECショップで購入できますが、実店舗での購入も可能です。よく売られている場所としてはホームセンターが挙げられます。また、ホームセンターの「コーナン」ではオリジナルコーキングガンが販売。価格は税込で100円台～700円台と非常に安価です。最低限の機能のものを選びたい方は「コーナン」オリジナル商品をチェックしてください。

100円ショップでは、コーキングガンは販売されていませんが、チューブに入ったシリコン補修剤が販売されています。防水効果があるので、お風呂やキッチンなどの水回りの補修に使用可能です。補修箇所が多くない場合は充分きれいに補修できます。ただし、ヘラ・マスキングテープ・カッターなどの道具が必要なのでしっかり準備しましょう。

コーキングガンをより便利に使うために改造する方もいます。例えば、2液式の高粘度ボンドを押し出せるように、コーキングガンにさらに押し出しハンドルを追加する方法です。この場合、金属ハンドルを取り付けるので「溶接」が必要になります。

「溶接」は火器・道具・場所が必要で、実用的なやり方ではありません。最近では高粘度液剤に対応したコーキングガンが販売されているので、そちらも検討してください。

コーキングは家を長持ちさせるために重要な作業です。きれいに仕上げるためには自分のやり方や用途に合ったコーキングガンを購入する必要があります。この記事を参考に最適なコーキングガンを手に入れ、コーキングをきれいに仕上げましょう。