【2023年最新】ケーブルカッターおすすめ14選｜電動式も！

DIYに活用されることもあるケーブルカッターは、電気工事でケーブルを切断する際には欠かせないアイテムの1つです。ケーブルはニッパーで切断することも可能ですが、まっすぐ切れなかったり切断面が潰れてしまったりといったことが考えられます。

そこでケーブルカッターを使えば、少しの力でケーブルをスムーズに切断でき、さらに断面もきれいに仕上がります。しかし、ケーブルカッターにはさまざまな種類があるため、安全で効率よく作業できる最適なタイプを見つけなければなりません。

そこでこの記事では、ケーブルカッターを選ぶ時にチェックすべきポイントや、おすすめ商品14選などを詳しくご紹介します。また、自転車向きのワイヤーカッターや100均のケーブルカッターについても解説するので、ぜひ性能を比較してください。

目的に合ったケーブルカッターを選ぶには、性能だけでなく能力数値もチェックしてください。また、電線の切断や連続切断などの作業内容に役立つ便利機能もあるので、業務用でケーブルカッターを扱う方は押さえましょう。

ケーブルカッターは主に「ハンディ式」「ラチェット式」「油圧式」「電動式」があります。初心者でも扱えるものからプロ用のものまでさまざまなので、それぞれの性能や用途を解説します。

ハンディ式は最もオーソドックスなケーブルカッターです。ペンチやニッパーと似た形状で、初心者でも扱いやすい特徴を持っています。また、比較的低価格で購入しやすい点も魅力です。細めで硬いケーブルのような、ニッパーでは扱いが難しいものを切断するのに適しています。ちょっとした作業で使ったり、DIYでワイヤーを切断したりと、家庭用としても重宝する種類です。

ラチェット式は一方向にのみ回転する歯車を利用して稼働させるケーブルカッターです。逆方向へは戻らずに力を加えることで、太いケーブルでも切断しやすいのが特徴。手動で切断するのが難しい30mm以上のケーブルにも対応しているため、プロも使用するタイプです。ラチェット式は業務用に利用されることが多いですが、家庭向けのコンパクトサイズも販売されています。

油圧式は少し力をかけるだけでハイパワーを発揮できる駆動系タイプです。軽い力で簡単に切断できることから、長時間作業で切断を頻繁に行う時でも、体への負荷を軽減できます。手動式と電動式があり、細いワイヤーから太いケーブルまで幅広く切断できる性能を備えています。手動式だけでも多くの種類があるため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

電動式はモーターで油圧ポンプを稼働させることで、60mm以上の太いケーブルや複数本のケーブルでもサクサクと切断できます。主に業務用としてプロが使用する種類で、充電タイプとコンセントに接続して使うタイプがあります。なお、切断の性能に優れている分価格帯も高めで、10万円以上の機種も少なくありません。

ケーブルカッターは刃の形状やサイズによって切断能力に差があります。ちょっとした作業であればハンディ式でも十分ですが、太さのあるケーブルを切断するためには、それに見合った性能を見極める必要があります。

切断能力は「直径〇〇mm」「IV線直径〇〇mm」「Φ(直径)」などで表記されるのが一般的です。例えば、「直径10mm」や「Φ10mm」の記載があれば直径10mmまでの線を、「IVΦ10mm」は直径10mmまでのIV線が切断可能であることを表します。

ケーブルカッターの中には、安全性や利便性に配慮した便利機能を搭載したものがあります。その分価格は高い傾向にありますが、作業を効率的に進めたい方は用途に適した機能のある製品を検討してください。

電線の切断作業はあらかじめ電源を落とし、電気が通っていないことを確認してから行います。しかし、万が一電源を落とし忘れて切断した場合は感電する危険があるため非常に危険です。

そのような事態を防ぐためには、電気を通さない絶縁グリップを採用したケーブルカッターを選びましょう。「絶縁」という表記がされていない商品もありますが、グリップがゴム素材やビニール系であれば問題ありません。

オートリバースとは、ケーブルの太さに応じて刃の位置を元に戻す機能のことです。切断したあと刃の位置を手動で戻す必要がなく、ケーブルを連続で切断した場合も自動的に位置を調整してくれるので、作業効率を上げることができます。ただし、オートリバース機能が搭載されている機種は限られているため注意が必要です。

ケーブルの被覆だけを剥がしたい場合は、ストリップ機能を備えたケーブルカッターが便利です。刃の先端部分で丸い空間を作れるようになっており、ここにケーブルを挿し込んでカットすることで、ケーブルの被覆だけを切断できます。この時、ケーブルの太さに対して穴が小さすぎると内部の線まで切ってしまうため、穴の大きさをよく確かめてください。

自転車やロードバイクのメンテナンスをしたい時は、コンパクトなワイヤーカッターが使いやすいです。ケーブルを切断したあとはほつれないようキャップを取り付けますが、キャップを潰して「かしめる」機能があるので便利です。

ダイソーでは、200円のケーブルカッター(直径7mmまでの銅線ケーブル対応)が販売されています。先端は細線用・太線用に分かれていますが、その他はメーカー品に比べとてもシンプルな構造です。

切れ味や断面などは特に問題ありませんが、自転車のアウターケーブルを切断すると、劣化を早める可能性があります。ダイソーの製品は耐久性や切れ味の面ではメーカー品よりも力不足なので、一時的に代用したり緊急用に使ったりすることが望ましいです。

ケーブルカッターはビニール・銅などのやわらかい材質を切るものなので、鉄線に使用することはできません。また、切断可能外径を超えるケーブルを切断しないでください。ギアやハンドル部分に異物が付着すると故障の原因になるため取り除き、可動部分へは定期的に注油する必要があります。

電線の作業を行う時は、通電状態のケーブルには使わないでください。通電の可能性があるケーブルを切断せざるを得ない時のみ、絶縁タイプのケーブルカッターを使いましょう。

ケーブルカッターはさまざまな性能や機能を搭載したものが各メーカーから次々と販売されています。ケーブルの材質や作業量に応じて最適なケーブルカッターを選ぶことが重要です。また、いくつかの製品を使い分ければさらに作業効率を上げることができます。ぜひこの記事を参考に、用途に合ったケーブルカッターを見つけてください。