電動草刈機のおすすめ12選！選び方や正しい使い方・注意点をご紹介

庭や畑周りの雑草が伸びてしまい、除草に困った経験はありませんか。電動草刈機があれば、除草作業をスムーズに進められます。力を入れることなく草刈りができるため、雑草の除去以外に芝生の長さを整えたりといった作業に活用可能です。

電動草刈機はエンジン式と比べると軽量で騒音が少ない以外にもさまざまな特徴があります。種類ごとの特徴や利点を知っておくと、どれが自分の用途に合っているか判断できます。

こちらの記事では、電動草刈機ならではのメリットやタイプ別の上手な選び方・使い方や注意点について説明しています。おすすめ製品の口コミも紹介しているので、除草作業をスムーズに済ませたい方はぜひご覧ください。

電動草刈機を上手に取り入れるには、

• 電源方式
• 刃のタイプ
• ハンドルの種類
• バッテリー電圧と連続運転時間
• 音の大きさ

の5つに着目することが大切です。こちらでは、それぞれの観点でチェックするべきポイントを説明していきます。

電動草刈機の電源方式は、

• 電源コード式
• バッテリー式

の2つに分類できます。それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

電源コード式の場合、電源タップにコードを繋いで電源を入れて駆動させる、という使い方になります。給電しながら使えるため、作業中に充電がなくなってしまう懸念がなく、長時間の作業もしやすいのがメリットです。

電源タップの周辺で使う必要があり、適宜延長コードを活用しなければいけない点がデメリットとなります。また電源コードを伸ばしながら使うため、途中で絡まったりすることもありやや取り回しが悪いことにも注意が必要です。

バッテリー式（充電式）の場合コードレス草刈機として活用でき、好きな場所に持ち運んで除草作業ができるのが大きなメリットです。あらかじめ充電しておけば電源コードの長さを気にせずに作業でき、広い範囲を除草したい場合に適しています。

軽量設計の製品が多いのも利点ですが、バッテリーを使い切ってしまうと再度充電が完了するまで使えないのがデメリットです。

刃のタイプによって作業のしやすさや扱いやすさが変わり、草刈機に用いられる刃は

• チップソー式
• 金属製
• 樹脂製
• ナイロンコード式

の4つのタイプに分類が可能です。こちらでは、それぞれのタイプの特色や利点について説明していきます。

チップソー式は円盤状の刃を採用していて、多くの製品に取り入れられているのが特徴的です。メーカーの純正品のほかにはホームセンターなどでも販売されているため、自身の予算に合わせて刃の交換ができます。

安い価格のチップソーは切れ味や耐久性がやや下がることがあるため、基本的にはメーカーの純正品を選んだ方が安心して活用可能です。

金属製刃を採用している製品はチップソー式と比べて価格が安く、切れ味がいいものも多いです。20枚ほどの金属の刃で除草ができ、効率良く作業ができます。しかし、切れ味がいい分慎重に使わないと怪我につながることがあり、注意が必要です。

製品によっては裏返すことで切れ味が劣化していない面を活用でき、長く使いやすいというメリットもあります。

樹脂製の刃であれば金属製よりも跳ね返りが少なく、ある程度柔らかい素材なので安心して用いやすいのが利点です。ギザギザとした形の樹脂刃が複数取り付けられた構造が特色で、切れ味が悪くなった部分だけ交換する、といった使い方で節約もできます。

金属製刃やチップソーと比べると切れ味は落ちますが、怪我の懸念を減らして使えるため、初めて電動草刈機を使う方にもおすすめです。

ナイロンコード式の場合金属を使わないため、怪我につながりにくく除草中に石や木にぶつかっても火花が発生しづらいのが強みです。刃のタイプの中では切れ味はあまりよくないため、どちらかというとやわらかい草を除去するのに向いています。

ナイロンコードは適切な長さに調節しないとモーターに負荷がかかるため、純正のプロテクターを付けることが大切です。

ハンドルの形状は、

• Uハンドル
• ツーグリップハンドル
• ループハンドル

の3種類があり、それぞれ異なる強みがあるのが特色です。こちらでは、それぞれのハンドルの利点について紹介していきます。

Uハンドルは多くの製品で用いられていて、両手でハンドルを握る形で操作するため、横方向への方向転換がしやすいのが魅力です。広い範囲の除草をしたり、平らな土地で作業したりする場面で活躍します。

さまざまな製品に採用されている分、自身が扱いやすい機能性を備えた電動草刈機を探しやすいのが強みです。

ツーグリップハンドルはUハンドルのような独立したハンドルがなく、中心の軸に2か所設けられたグリップを直接掴んで操作します。真ん中の軸部分を掴むため、より小回りが利きやすいのが魅力です。

障害物を避けつつ除草する必要がある場面で特に活躍します。横方向に動かすのには慣れが必要なため、広い範囲を作業する場合時間がかかりやすいです。

ループハンドルは片手でハンドルを掴みももう片方の手でグリップを掴む、という形で操作します。Uハンドルと比べると取り回しが速いため、ある程度障害物を避けつつ作業する必要がある場面に役立ちやすいです。

また、2グリップハンドル式と操作方法が似ていますが、片手が独立したハンドルとなっているため方向転換を大きく行えます。

バッテリー式を選ぶ場合、バッテリー電圧の大きさと連続運転時間の長さの両方をチェックしましょう。バッテリー電圧が大きいほど長く作業しやすくなりますが、その分重量も増すため注意が必要です。ある程度扱いやすい重量に抑えたいときには18Vのバッテリーが適しています。

また、連続運転時間を調べれば電源効率が良いモデルかどうか判断可能です。バッテリー電圧が同じ製品で迷ったら連続運転時間の長さを比較してみましょう。

電動草刈機はエンジン式と比べると騒音は少ないですが、どの程度音が発生するかは製品によって変わります。製品ごとの口コミをチェックすれば、操作中音が気にならないか確認しやすいです。

同じメーカーの製品であっても、モデルごとに発生する音の大きさは変わることがあります。静音機能が付いているかどうかもチェックするのがおすすめです。

電動草刈機のおすすめなメーカーは、

• マキタ
• RYOBI（リョービ）
• アイリスオーヤマ

の3つです。こちらでは、それぞれのメーカーの傾向や魅力について紹介していきます。

マキタは電動工具のメーカーとしても有名で、バッテリー性能の評価が高い製品が多いのが魅力です。エンジン式から電動式への移行に力を入れているメーカーでもあり、充電式の草刈機を探しやすいのが強みとなっています。

グリーンの色味を取り入れたデザインが特徴的で、価格設定は高めですが安心して活用できる製品を購入しやすいです。

リョービはオレンジのカラーを取り入れた電動草刈機を販売していて、マキタと比べて価格設定が安いのが魅力です。また、安全機能が充実しているので、初めて電動草刈機を取り入れる場合にも適しています。

現在リョービの電動草刈機事業は京セラに譲渡されており、京セラのホームページにて取扱説明書の確認ができるのもポイントです。

アイリスオーヤマは生活用品や工具など、さまざまなカテゴリーの製品を販売しているのが特徴的なメーカーです。また洗練された印象のデザインと低価格を両立しているという魅力もあります。

マキタやリョービと比べると切れ味はやや劣りますが、やわらかい草の除去には活躍しやすいです。より手軽に電動草刈機を取り入れたい方に適しています。

電動草刈機を扱う際には、自身や周りが怪我をする事故を防ぐために、正しい使い方や注意点を押さえておくことが大切です。こちらでは、4つのポイントに分けて使い方を説明していきます。

自分や周りに危険が及ばないようにするために、事前にしっかりと準備するようにしましょう。まず、取扱説明書を読んで使い方を把握します。また、巻き込まれる装飾が少ない、作業に適した服装で、顔周りにはフェイスガードを装備して作業することもポイントです。

作業前には刃・飛散防止用のカバー・肩掛けバンド・ハンドルなどの点検をしっかり行うようにします。地面に石などの異物がある場合、作業前に取り除いておくと怪我を防止しやすいです。半径15m以内に人がいないかしっかりと確認をすることも重要になります。

除草時には、対象物に押し付けずに進めるようにします。対象物に押し付けつつ作業してしまうと、衝撃が自身に伝わりやすくなり、刃の劣化も進んでしまうため避けることが大切です。

操作する時には静かに対象物に当てることを意識し、切れる流れに従って動かすようにしましょう。流れに逆らって無理に操作してしまうと、思わぬ怪我や故障につながることもあります。

刈る草の種類によって、刈り込む角度を調節することも重要です。やわらかい草が生えている平地の場合、地面に対して平行に刈り込みやすいですが、硬い雑草を除去したい時には工夫が必要になります。

硬い雑草を取り除く際には正面に対して左側30度の角度で切り込むように意識することで、キックバックの発生を抑えやすくなるのがポイントです。

隣地や近所の方への配慮も忘れずに取り扱うようにしましょう。具体的には、作業中に石や草が飛ぶことがないように注意したり、隣地との境界では低速で作業して隣地まで進出しないように気を付けたりといった配慮が必要になります。

また、電動草刈機であっても駆動音は発生するため、作業する時間帯にも気を付けましょう。

電動草刈機を活用して、スムーズに除草しましょう。電動草刈機は電源方式・刃やハンドルの種類・バッテリー電圧・音の大きさをチェックしてチョイスすると上手に取り入れやすいです。自分が扱いやすい電動草刈機を活用して、除草作業を手軽に済ませましょう。