【2023年最新】工具用カッターおすすめ12選｜軽作業用やプロ用も

工具用カッターは日常的な使用から事務作業・DIYまで、使用する機会はとても多いですよね。工具用カッターは、用途に合わせて正しい製品を選ぶことが重要です。選び方を間違えると、使いにくい・よく切れないということもあるため、注意しましょう。

現在、軽作業用・業務用・木工用・プロ用など、多種多様な工具用カッターが販売されています。中には、スチール・アルミなどの硬い金属をカットできるモデルも。しかし、製品数が多く、どれを選べばいいか分かりませんよね。

そこで今回は工具用カッターを選ぶうえでのポイントを詳しくご紹介します。さらに、工具用カッターのおすすめ人気商品12選や使用上の注意点も紹介するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

工具用カッターと言ってもさまざまなモデルがあり、どれを選んだらいいか困ってしまいますよね。ここではいくつかのポイントに絞って、失敗しない工具用カッターの選び方をご紹介します。

工具用カッターを選ぶ上で重要なポイントの1つが、刃の大きさです。用途に合わせて、適切なサイズを選びましょう。

ご家庭に常備する普段使いや事務作業用には、小型の「S刃」を装備した工具用カッターがおすすめです。S刃は刃幅約9mm・刃厚0.38mmを採用し、紙のように切りやすく、薄い素材のカットに適しています。ペン立てに常備しても邪魔にならないスリムさと、コンビニ・スーパーなどで手に入るお手軽さが魅力です。

「M刃」は刃幅約12.5mmを採用した、S刃とL刃の中間に位置する刃のサイズです。優れた小回り性を持ちながら、S刃よりも頼もしい切り心地なので、ダンボールのような分厚い素材のカットも楽に行なえます。紙のような薄い素材から、少し厚めの素材までカバーする汎用性の高さが魅力です。

工具用カッターを主にDIYや厚物切りに使用する方には、大型の「L刃」がおすすめです。刃幅約18mm・刃厚0.5mmを採用し、紙のように薄い素材の繊細なカットから、ベニヤ板程度の厚みのある素材のカットにも対応します。カッター本体のサイズも大きめで、優れた切れ味や安定感の刃の大きさです。

厚物素材のカットやハードな作業には、刃幅約25mm・刃厚0.7mmの「特大H刃」がおすすめです。最大レベルの刃の大きさで、合板や木材のような厚みのある素材でも、力強くカットすることができます。DIY・業務用・重作業用にぴったりの刃のサイズです。

工具用カッターはモデルによって、紙類だけでなく木材・樹脂・プラスチックなど、さまざまな素材に対応しています。DIY向けやプロ用モデルの中には、金属のカットができるものもあるので、商品概要欄のカット可能な素材をチェックしておきましょう。

工具用カッターの刃の固定方式は、「オートロック式」と「ネジ式」の大きく2種類です。オートロック式は刃を出すと同時に自動でロックがかかります。そのため、刃の出し入れが非常に簡単で、片手でサッと使用することが可能です。

一方で、出す刃の長さを細かく調整できないことや、力をかけ過ぎるとロックが外れてしまうので、精密な作業や重作業には適していません。ネジ式は出す刃の長さを細かく調整でき、固定力が強いので重作業に最適です。その反面、オートロック式のような手軽さはありません。

工業用カッターはモデルによってさまざまな刃の素材・形状があります。特定のカッティングに特化したものもあるので、利用シーンに合わせてチェックしましょう。

工具用カッターの刃の素材は、「SK材」と「ステンレス材」の大きく2種類があります。SK材はリーズナブルな価格ながら耐久性に優れているのがメリットです。しかし、配合されている金属の種類・量によっては、錆びやすいので注意しましょう。

ステンレス材は錆に強いので、屋外での作業や水場での作業におすすめです。また、カッターの刃には、一般的に広く採用されている白刃のほかに、切れ味がより鋭い黒刃があります。

切り絵のようなアートやプラモデル制作などに使用するなら、「細工用カッター」がおすすめです。細工用カッターは刃先の角度が30°の超鋭角を採用しているので、繊細なカッティングに適しています。

さらに繊細な作業が要求される場合は、軸がペン状になっている「デザインナイフ」がおすすめです。まるで字を書くように自由度の高いカッティングできるので、繊細な作業のほか、彫刻刀代わりに使用されることもあります。

工具用カッターの中には、通常の角ばった刃ではなく、円形の刃を搭載した「ロータリーカッター」があります。円形刃が回転することによってカットするので、布や革でも引っかからず、スムーズなカッティングが可能です。

また、操作の自由度が高いので、通常のカッターでは難しい、滑らかな曲線カットにも適しています。ロータリーカッターの中には、凹凸のある円形刃によって、ミシン目を入れることができるモデルもあります。

工具用カッターの中には、特定の用途に特化した、専門性の高いモデルが存在します。例えば、きれいな円の形にカットするなら、コンパスのように回転させてカットする、コンパスカッターが最適です。

また、細い紐や植物の茎などのカットには、刃先がフック状で鎌のように使用できるフックカターが適しています。他にも、ノコギリのように刃がギザギザなっているモデルや、アクリルカッター・ミニカッターなどがあります。

厚みのある素材のカッティングが多い工具用カッターは、安全性や快適性の面から、握りやすい・力が込めやすいモデルを選びましょう。注目すべきポイントはグリップ部分で、摩擦力の強いゴム製グリップを採用しているモデルがおすすめです。滑り止め効果が高いので、水場や汗をかきやすい夏場でも、安全で快適に作業することができます。

工具用カッターは数多くのメーカーから優れた製品が発売されています。ここでは、その中から信頼性のある代表的なメーカー3社を紹介します。

世界で初めてカッターナイフを発明した日本の刃物メーカー「OLFA（オルファ）」。カッターナイフでは、圧倒的な製品ラインナップを誇り、刃先を折って切れ味を持続させる方式を開発したことでも知られています。

軽作業用のコンパクトモデル・重作業用の大型モデル・専門性の高いモデルなど、とにかく種類が豊富です。カッターナイフ選びに困ったら、まずチェックすべきメーカーと言えます。

カッターナイフ・ドレッサーなどを製造販売する日本のメーカー「NT（エヌティー）」。おしゃれでかっこいいデザインのプロ向けカッターを数多く手掛けています。また、普段使いに適したコンパクトモデルから、重作業用の大型モデルなど種類も豊富。超鋭角刃の細工用カッターを数多く揃えているので、ペーパークラフトにもおすすめのメーカーです。

建築用ツール・測定器などを手掛ける日本の総合メーカー 「TAJIMA（タジマ）」。1つでさまざまなカッティングに対応できる万能カッターが人気です。また、力を込めやすいピストルのようなグリップ形状のモデルなど、特徴的なモデルも揃えています。パワフルな大型工具用カッターを数多く揃えているので、重作業におすすめのメーカーです。

工具用カッターは100均でも手に入れることができ、S刃を装備したコンパクトモデルが多いです。しかし、品質はメーカー品より劣るものが多いので、耐久性の高さ・切れ味のよさを求めるならメーカー品を選んでください。100均の中でも「ダイソー」は、オルファの小型工具用カッターを販売しています。手頃な価格でメーカー品を購入できるので、気になる方はチェックしましょう。

工具用カッターはその鋭い切れ味から、使い方を間違えると事故に繋がってしまいます。ここでは、工具用カッターの正しい使い方と注意点について紹介します。

工具用カッターを使用するときは、必ずカットする素材の下にカッターマットを敷きましょう。適度な弾力によって少ない力で安全にカットでき、机を傷つけずに作業することができます。さらに、カッターマット表面にサイズ確認ができる定規が表記されているものが多いです。サイズを確認しながら、効率的にカッティングができます。

工具用カッターを安全に使用するためには、以下のポイントに気をつけましょう。

• 用途に適したカッターであるか
• カッターマットは敷いてあるか
• カッターの刃先が欠けていないか
• 刃先は折り線1目盛り分を出して使用する
• 基本の持ち方は人差し指をカッターの背に置き、他の指でカッターを握る
• 直線切りは定規の厚い側に沿ってカットする
• 曲線切りはえんぴつ持ちで素材を動かしながらカットする

カッターの刃先が出すぎていると、刃が折れやすくなるので危険です。最初は折り線1目盛り分を出し、そこから素材の厚さに合わせて調節しましょう。

工具用カッターは、古くなった刃を折って新しい刃先を出すことが可能です。ここでは、安全な刃の折り方を紹介します。

1. 折る刃は折れ線1メモリ分だけ出す
2. カッターの後部についている折り刃機能付きクリップを外す
3. クリップの溝に刃を挿し、折れ線を基準に山折りになるよう折る

より安全に刃を折りたい方は、カッターに搭載されている刃機能付きクリップではなく、刃折処理器を使用するのもおすすめです。

ここまで工具用カッターの選び方とおすすめ商品12選を紹介しましたが、いかがでしたか。工具用カッターは、用途に合わせて選ぶのが重要です。使い方や選び方をしっかり押さえて、自分にぴったりの工具用カッターを見つけましょう。