【2023年最新】タッカーおすすめ20選｜使い方のコツも

DIYをする時に、壁紙や生地を手軽に貼り付けしたいと感じたことはありませんか。そこで活躍する工具が「タッカー」。タッカーとは木工や建築用のプロ仕様のホッチキスであり、活用することでより簡単に家具の作成や建築作業ができるのが魅力です。

タッカーを使えば布地やシート・木材をしっかりと固定できます。力を入れずに針を打ち込めるので、手軽に本格的なDIYを実践可能です。一見どれも同じに見えるタッカーですが、実は4つの種類に分類でき、自分の用途に適したものを選ぶことが大切です。

こちらの記事では、タッカーの魅力や用途・選び方のポイント・おすすめ製品20選について紹介します。タッカーの使い方や100均グッズについても解説するので、生地類の貼り付けやDIY作業をしたい方はぜひご覧ください。

タッカーを使用するメリットは、

• 針を打ち込んでしっかり固定できる
• 布地や薄い木材の貼り付けに使える
• 建築工事やリフォームにも使える

の3つです。こちらでは、それぞれのメリットについて詳しく説明します。

タッカー専用の針を用いて対象物に強く打ち込むことができるので、自身で力を入れて針を押し込む必要がありません。また、しっかりと固定しやすいのも魅力。ホッチキスより打ち込む力が強力なのも特徴で、ホッチキスでは対応できない分厚い冊子を綴じたい時にも便利です。

家具の布地に針を打ち込んで固定したり、薄い木材を仮止めしたりする用途にも活用可能です。大きな針ですぐに対象物を固定できるため、接着剤が乾くのを待ちながら少しずつ固定する場合と比べてスムーズに作業を進められます。

タッカーは建築工事で重要な工程となる防水シートや断熱材の貼り付けにも役立ちます。一度打ち込んだ針は抜けにくいため、固定したシートが後から剥がれる懸念が少ないのがメリットです。

より本格的なDIYで活躍する工具でもあり、用途が幅広い・作業にかかる時間を節約できる強みもあります。防水シートを貼り替えたりベニヤ板を打ち付けたりもできるので、リフォーム工事にも便利です。

タッカーは以下の4種類に分類可能です。

• ガンタッカー（ハンドタッカー）
• ハンマータッカー
• エアタッカー
• 電動タッカー

こちらでは、種類ごとの特徴や魅力について説明します。

ガンタッカーはハンドタッカーという名称でも販売されてます。グリップ部分を握ると内部のばねによって針が打ち出される仕組みで、力を入れずに作業できます。価格設定が安いものが多いため、コストを掛けずに活用しやすいのが魅力です。家具の生地の貼り替えから小物のDIYまで、さまざまな用途に活用できる強みもあります。

配線やモールを固定するためにタッカーを活用する時は、電気工事専用のタッカーを用いることが大切です。専用のタッカーの場合、絶縁加工済みの針を使えるので、電気周りに使っても怪我や故障のリスクを減らせます。

また、壁に向かって密着させて直接打ち込めるので、配線の固定に活用しやすいのが利点です。用途別に、ケーブルタッカー・モール固定用タッカーといった名称で販売されています。

ハンマータッカーは叩きつける形で針を打ち込んで使います。金網の材料を壁に向けて打ち込むことで壁面のひび割れを発生しにくくできる、ラス貼りによく活用されます。土木工事に用いられやすいタイプです。ガンタッカーやハンドタッカーに比べると正確に針を打ち込みづらいため、より丁寧に作業したい時にはあまり向きません。

エアタッカーはエアーコンプレッサーと繋げて使い、より強力に針を打ち込めるのが特徴です。専用のエアーコンプレッサーやエアホースといった部品が必要になるため価格帯は高めです。建築工事といった本格的な作業をより完璧に仕上げたい場合に活躍します。

エアタッカーには、瞬間的に圧力を高めて打ち込める高圧用・価格が安い常圧用の2種類があります。種類によって対応するエアーコンプレッサーが異なるのもポイントです。

電動タッカーは電気の力を利用して、力を入れることなく針を打ち出せるのが強みです。連続して複数個所に針を打ち込む時にも疲労が蓄積しづらく、エアタッカーと比べて軽量なので高所に向けて打ち込む時の負担も減らせます。

また、電源タップにコードを繋げて使う電源コード式と、内蔵のバッテリーに充電できるコードレス式の2種類から選べるのも特徴です。前者は充電を気にせず長時間使いやすく、後者は好きな場所に持ち運びやすい強みがあります。

タッカーを選ぶ時には、

• 針の対応サイズ
• T型ネイル対応の有無
• 滑り止めの構造
• リムーバーの有無
• 素材

の5つのポイントをチェックすることが重要です。こちらでは、それぞれのポイントを解説します。

針の対応サイズについてチェックすれば、どの作業で活用しやすいタッカーなのか判断できます。タッカー用の針はステーブルという名称で販売されています。

ステーブルの横幅もしくは肩幅・縦幅もしくは足長の大きさを調べて、どのくらいの範囲・深さを固定できるのかを確認しましょう。また、ステーブルの素材がステンレスであれば錆びにくいため、水回りや雨を受ける屋根・壁にも作業しやすいです。

タッカーと一緒に使う針の形は、通常コの字型をしています。ですが、T型ネイルというT字型の針にも対応しているタイプなら、作業の幅を広げられます。

T型ネイルは通常の針と比べて目立ちづらいので、見えやすい位置にはT型ネイルをチョイスして打ち込むと見栄えを良くしやすいです。タッカーの規格を調べて、使える針の種類を把握しておけば作業に応じて針の使い分けができます。

滑り止めとなるラバー素材が用いられていれば、長時間握っていても手が疲れづらいです。タッカーによってラバー素材が採用されている部位の広さが異なるため、トリガー部分だけでなくグリップ部分すべてに滑り止めが配置されているかを確認しましょう。滑り止めがあれば作業の安定性が高まるので、特に初心者の方はチェックしましょう。

打ち込んだ針を浮かせて取り除くためのリムーバーが搭載・もしくはセットになっていれば、誤って異なる場所に打ち込んだ時にも対処しやすく便利に扱えます。また、ステーブルリムーバーという製品を併せて購入するのもおすすめです。どのくらいの横幅・縦幅の針まで対応できるリムーバーなのかをチェックして選びましょう。

タッカーによく用いられる素材は、

• 金属
• プラスチック

の2種類です。こちらでは、素材ごとの特徴を紹介します。

金属は重量があるので力に自信がある方に向いており、打ち込む力も強力な製品が多いのが特徴です。また、製品によっては打ち込む強度を調節するためのつまみが搭載されているので、場面に応じて最適な強さで針を打ち込めます。より深く針を打ち込んで強力に固定できる分、対応できる作業の幅が広いです。

プラスチック製のタッカーは軽量設計なので、長時間使っていても腕が疲れにくいのが強みです。また、片手で手軽に針を打ち込める製品もあります。硬い材質に対しては作業しづらいですが、シート貼りや薄い木材の固定などに活用可能です。見た目もホチキスに似ていて、子供が使うのにも適しています。

タッカーを販売しているおすすめなメーカーは、

• makita（マキタ）
• HITACHI（日立）
• MAX（マックス）
• TAKAGI（高儀）

の4社です。こちらでは、それぞれのメーカーの特色について紹介します。

マキタは充電式のタッカーを販売しています。そのため、より手軽にさまざまな作業に活用できる工具がほしい方に適したメーカーです。また、電動タッカーも反動を抑えた作りで、長時間使っても疲労しづらい強みがあります。

マキタでは充電式の製品を多く販売していてバッテリーを使いまわせるため、同じメーカーで工具を統一したい方・コストを減らしたい方にもおすすめです。

日立ではエアタッカー・充電式タッカーの販売があるので、強力に針を打ち込んで固定したい場合におすすめのメーカーです。コードレスであってもパワフルに作業を進められるタッカーを多く取り扱っています。床への作業に適したフロアタッカーも販売していて、専門的な工具を探している方にもおすすめです。

マックスはガンタッカー・コンパクトなミニタッカー・ハンマータッカー・仮留めに使える仮釘タッカーとさまざまな種類の工具を販売しています。タッカーの用のコの字型の針以外に、仕上げ用のフィニッシュネイルやフロアに最適なブラッドネイルといった、用途に適したさまざまなステーブルが選べるのも強みです。

高儀は充電式タッカー・ハンドタッカー・エアタッカーを取り扱っています。安い価格で購入しやすいのが魅力です。ホッチキスとしても使えるタッカーを販売しているのも特徴で、よりカジュアルな用途で活用できる工具を探している方に適しています。ステーブルリムーバーがセットになった製品もあり、やり直しも手軽にできるため初心者にもおすすめのメーカーです。

タッカーを使う時のポイントは以下の2点です。

• 対象物に密着させて打ち込む
• 電動はボタンで、手動はハンドルで押し込む

こちらでは、それぞれのコツについて詳しく説明します。

タッカーを扱う際には、対象物にタッカーをしっかりと密着させてから打ち込むことが大切です。対象物から距離を離さずに針を打ち込めば、対象物の奥まで針を挿し込みやすくなり、時間が経っても外れにくいです。また、誤って異なる場所に針が打ち込まれる心配もありません。

電動タッカーの場合はボタンを押す・手動タッカーの場合はハンドルを使って押し込むという違いがある点にも注意が必要です。電動タッカーはグリップ部分の付近にボタンが搭載されていることが多く、好きな角度で打ち込みやすい魅力があります。

手動タッカーのうちハンマータッカーはハンドルのスナップを利用して打ち込むため、誤って手に打ち付けることがないように注意しましょう。また、タッカーを裏返した状態で使わないよう、向きを確認してから使うことも大切です。

ダイソーは店舗によってタッカーやタッカー用の針を販売していることもあります。ダイソーではタッカーを300円・針を100円で購入でき、より少ないコストで工具を調達しやすいです。

薄い板や布地を貼り付けたい場合には問題なく扱いやすいですが、硬い材質でできている・厚みがある対象物にはしっかり打ち込みづらいため注意しましょう。急ぎの際には100均で工具を購入するのも手ですが、長期的に幅広い用途で活用したい場合には向きません。

今回はタッカーの種類や選び方、おすすめ製品を紹介しました。タッカーを購入する際は、針の対応サイズや滑り止め・リムーバーの有無をチェックすることが大切です。自分の用途に適したタッカーを用いて、本格的なDIYを楽しみましょう。