【2024年最新】除草剤おすすめ10選｜安全に使うための注意点も！

寒い冬が終わり緑が芽吹き始めると春の訪れを感じますが、庭に生える雑草はあまりうれしくないと感じている方も多いのではないでしょうか？雑草といっても種類は実にさまざまで、根が強い種類だと草むしりでは対応しきれないものもあります。

また、根が強い種類はすぐに復活するので、除草剤を使い根まで枯らすことが大切です。除草剤を使えば撒くだけでいいので、面倒な草むしりの手間を省けます。とはいえ、除草剤にも種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いはずです。

そこで、この記事では用途に合った除草剤の選び方やおすすめ商品10選を紹介します。記事の最後には除草剤を使用する際の注意点についても解説するので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

除草という点だけを考えれば塩は有効です。除草剤に比べて手頃な価格で購入できますし、塩をまとめ買いしているのであればわざわざ買う必要もありません。しかし、塩を撒いた土壌は塩分濃度が高くなり、あとで草花を植えたいと思っても育ちません。

また、自身や家族が所有する土地であっても、塩分濃度が高い土壌は売るとき不利になるか、最悪売れない可能性があります。ガーデニングをするつもりも土地を売るつもりもないとしても、土壌を痛めるので塩はおすすめできません。しっかりと除草対策をしたい場合は、抑草期間の長い除草剤を使用しましょう。

除草剤を選ぶポイントは用途とタイプを見極めることです。環境や用途によって選択肢が変わるので、失敗しないためにもしっかりと見極めてください。それぞれのポイントについて詳しく解説します。

除草剤を使用するにあたり注意したいのは、雑草だけを除去したいのか・全ての草花を除去したいのかという点です。例えば、庭でガーデニングをしたいので雑草だけを除去したい、または、芝生は枯らしたくないのであれば「選択制」がおすすめです。

特に草花を育てるつもりはなく、「雑草が増えて手に負えないが草むしりは面倒」という場合は全てに対応できる「非選択制」が適しています。

除草剤には「茎葉処理型の液体タイプ」と「土壌処理型の顆粒タイプ」があります。タイプも用途によって選択肢は変わりますので環境や目的に合わせて選びましょう。

茎葉処理型の液体タイプは除草剤がかかった葉や茎から浸透して作用するので、今ある雑草をなんとかしたいときに向いています。原液と希釈済みがありますが、散布してから比較的早く効果が現れるのが特徴です。

ただし、抑草期間はあまり長くないので、雑草を生やしたくないのであればこまめに散布する必要があります。また、根には効果が薄いため予防には不向きなことと、雨が降ると効果が薄れてしまうことを留意しましょう。

土壌処理型の顆粒タイプは、土に撒き土に溶け込んだ成分が根に浸透して根まで枯らすことができます。既に生えている雑草には不向きですが、土に浸透するので抑草期間が長く予防に向いているのが特徴です。

また、土が濡れることで成分が浸透しやすくなるため、撒いた直後に雨が降っても問題ありません。雨が降らない時期は水撒きで対処できます。商品による違いはありますが抑草期間が3ヶ月～6ヶ月程度と長いので、予防目的での使用にもおすすめです。

ハイブリッドタイプは、茎葉処理型と土壌処理型のいいところを兼ね備えています。それぞれのデメリットを補えるので、即効性がありながら持続性にも優れているのが特徴です。散布後は葉と茎だけでなく根にも浸透し、根まで枯らしてさらに抑草期間も長くなります。

ただし、草丈30cmまでが目安のため、30cm以上成長した雑草には不向きです。早めにかつ定期的に撒けば、除草と予防を同時にできます。

除草剤はただ撒けばいいというものではなく、撒くタイミングや使い方にも注意したい点があります。除草剤を効果的に使うためのポイントを詳しく紹介するので参考にしてください。

除草剤を初めて使用する場合は、雑草が気になったときに使いましょう。2回目以降は雑草が生える前後を狙って使用するのがおすすめです。春は雑草が生え始める時期であり、秋は春に散布した除草剤の効果が薄れる時期なので、春と秋を目安に行ってください。

また、雑草が生い茂っている状態では、草を刈ってから使用した方が全体に均一に行き渡るので草刈り後の使用をおすすめします。

液体の除草剤を使用する場合は、雨や水に濡れると有効成分が流れてしまい効果が薄れる可能性があります。また、気温が低いと効きにくい傾向が見られるため、液体タイプを使用する際は、晴れた日の午前中を選びましょう。当日晴れていても翌日雨が降るような場合は、散布前後数日間は雨が降らない日を選ぶのがおすすめです。

粒剤は雨に濡れても問題ありませんが、風が強い日は土に浸透する前に飛ばされる可能性があります。枯らしたくない植物がある場所に飛ぶ可能性もあるので、風のない穏やかな日を選んでください。

液体タイプの除草剤には、そのまま使える希釈済みのものと、原液を水で薄めて使う希釈タイプがあります。希釈タイプは濃いからといって効き目が高まるわけでもなく、薄すぎると十分な効果を発揮できません。希釈して使用する場合は、パッケージや取扱説明書の濃度を確認してください。

また、農耕地へ使用する場合は成分によって安全な使用量が決められていますので、農薬登録されたものを選びましょう。農薬登録されたものであれば、除草剤を使用した土壌でも安心して作物を栽培できます。

液体の除草剤を広範囲に散布するのであれば、噴霧器の使用をおすすめします。電動で楽に噴霧できますし、じょうろを使うよりも均一に散布できるのもポイントです。延長パイプがあれば高い位置や離れた場所にも噴霧しやすく、タンクが透明だと残量がひと目で分かります。

大抵の場合、使い方や注意点が除草剤のパッケージか取扱説明書に記載されています。使用前には注意点を必ず確認しましょう。また、使い方を間違えると近隣の迷惑になることもあるので注意してください。

根が強い植物として有名な竹やどくだみは、放置するとどんどん増えて手に負えなくなります。また、地上から見えている部分だけを枯らしても、根が残っているとすぐに復活するのでキリがありません。住宅密集地では近隣にまで侵入することもあるため、根が強い植物には根までしっかりと枯らす強力な除草剤を選びましょう。

庭先の限られたスペースだけに散布するのであれば特に問題ありませんが、広範囲で噴霧器を使用する場合は、除草剤を吸い込んだり体にかかったりする可能性があります。マスク・ゴーグル・手袋・長靴など、除草剤がかかってもいいような装備を整えておくと安心です。また、服も汚れる可能性があるので、汚れてもいい服装を選んでください。

除草剤を使用する場合は、土地の形状にも注意が必要です。例えば、家の裏が傾斜のある土手になっている場合は、土壌が崩壊しないようあえて雑草を生やし根で土壌流出を予防していることがあります。

また、傾斜地の下に川や田畑がある場所で粒剤の除草剤を使用すると、傾斜から転がり落ちて川や田畑にまで侵入することがあります。この場合は川の水に除草剤の成分が溶け込んだり、田畑の作物や樹木を枯らしてしまったりする可能性があるので注意してください。

傾斜地ではなくても、住宅密集地やすぐ近くによその家の田畑や樹木がある場合は、除草剤を使用したことで枯らしたくないものまで枯れてしまう可能性があります。近隣に迷惑をかけないよう、有効範囲を確認しましょう。また、小さい子供やペットが遊ぶ庭で使用する際は、散布した後に庭で遊ばせないよう注意が必要です。

除草剤を噴霧器で散布する場合は装備にも注意が必要と説明しましたが、使用後は除草剤が付着したものの後始末も必要です。長靴・手袋・ゴーグル以外に、道具もしっかりと洗っておきましょう。服は洗濯をして、残った除草剤は漏れ出ないようにしっかり保管することが大切です。

除草剤を使えば雑草を除去できますが、時間が経つとまた生えてきます。除草対策は除去するだけでなく、生えてこない環境を造ることが大切です。こまめに除草剤を散布するのも1つの方法ですが、すっきり見せたいのであれば除草シートの使用も検討しましょう。緑がほしい場合は、土を覆うように広がるタイムやプラティアといったグランドカバーを植えるのもおすすめです。

除草剤は草むしりや草刈り機よりも手軽で効率的ですし、抑草期間の長いものを選べば雑草の予防にも役立ちます。紹介した選び方やおすすめ商品を参考にして、用途や環境似合った最適な除草剤を見つけてください。