【最新】散水ホースのおすすめ12選！｜ガーデニングや洗車にも

庭の植物への水やりをしたり、洗車をしたりする時に毎回水を運ぶのは手間ですよね。そんな時は、散水ホースを使うのがおすすめです。散水ホースがあれば好きな場所に水を撒きやすくなり、ガーデニングや水洗いをより手軽に行えます。

しかし、散水ホースにはさまざまなタイプがあるため、用途に合った製品を選ぶことが大切です。散水ホースの選び方のコツについて把握すれば、自分がより扱いやすい製品を取り入れられます。

そこでこの記事では、散水ホースについて、上手な選び方・種類・収納方法・素材などのポイントに分けて詳しく解説します。散水ホースの手入れ方法や修理方法、散水ホースのおすすめ12選も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

散水ホースは

• コンパクトタイプ
• リールタイプ
• フルカバータイプ

の3つに分類されます。ここでは、コンパクトタイプとリールタイプ・フルカバータイプの2つを説明します。

リールタイプはコンパクト設計の製品が多く、手軽に持ち運べる利点があります。また、収納時にも場所を取りにくく、屋内での保管にもおすすめです。ホースがむき出しになっていて、リールにホースを巻きつける形で収納できます。

軽量な設計でもあるため、移動しつつ放水作業をしたい場合にも便利です。狭い場所であっても小回りが利きやすく、作業する場所の広さを選びません。簡易的な設計であれば価格設定も安めなので、比較的手に取りやすいです。

フルカバータイプは名前の通り全体を覆うカバーが付いた設計となっていて、屋外に長時間設置しても雨や日光が内部に入り込みにくく、ホースが劣化しにくいのが強みです。頑丈な製品が多い分重い傾向があり、据え置きのホースとして活用する場合に適しています。

また、土や砂埃の汚れもカバーである程度防げるため、メンテナンスの手間があまり発生しません。ホースがむき出しになっていない分おしゃれな見た目のガーデニング用品としても活用できます。

散水ホースを選ぶ際には、

• ホースの素材
• ホースの内径と水圧
• ノズルの形状
• ホースの長さ
• 水形

の5つをチェックすることが大切です。ここでは、それぞれの観点で重視するべきポイントについて説明します。

ホースは使われている素材によって耐久性が変わるため、自身の用途に合った素材かどうかチェックしましょう。2つの素材に分けて、特色や利点を紹介します。

ビニール素材のホースであれば安い価格で取り入れやすいため、長さとコスパを重視する場合に適しています。樹脂素材やボリプロピレン素材を採用していることが多く、軽い素材なので、持ち運ぶ用途を想定している場合は特におすすめです。

しかし、耐久性には不安が残り、繰り返し使っていると摩擦や水圧によって劣化が進むことがあります。定期的に買い替えると安心です。

ステンレス素材を採用していれば、丈夫かつ劣化しづらいホースとして長期的に活用できます。衝撃や水圧にも強く、間違えてホースを落としたり踏んでしまったりしても故障しづらいのが魅力です。耐久性が高い分買い替えの頻度も少なくなり、長期的に活用したい方に適しています。

しかし、重い製品が多いため、さまざまな場所に持ち運びたい場合には適していません。据え置きの散水ホースとして使うのがおすすめです。

ホースの内径は、大きいほど強い水圧にも耐えやすくなるのがポイントです。水圧による破裂を防ぎたい場合には12mm以上の内径の製品を、さらに大量に散水したい場合には15mm以上の内径の製品を選びましょう。

また、ジョイント部分の大きさをあらかじめチェックしておけば、変換パーツを使わずに取り付けやすく便利です。7.5mmから9mmの内径であれば軽量ですが、蛇口を緩めすぎないようにして、弱い水圧で使う必要があります。

ノズルの形状と接続方法を事前にチェックしていれば、購入後に蛇口にうまく取り付けられなかった、というトラブルを避けられます。蛇口の大きさを調べておき、ノズルが対応しているかチェックしましょう。

また、散水ホースによっては接続部品であるニップルが数種類付属することもあります。蛇口の形状としては横水栓・自在水栓・万能ホーム水栓などの種類があるため、ニップルが対応しているかどうかも確認することが大切です。

ホースの長さは、蛇口と散水場所の間の距離よりも2m長いかどうかを判断基準にして選びます。散水ホースにはたわみが発生するため、実際の距離よりも長さの余裕があるホースを選んだ方が取り回しがしやすいです。

庭への散水を検討している場合、庭の端までの距離を考慮して2mを追加し、適切な長さを決めましょう。また、洗車に活用したい時には、車1周分の長さに2mを追加した長さが扱いやすいです。

用途に合った水形かどうかも重要なポイントです。ここでは、水形を以下の4つに分けて、それぞれの特色や利点について説明します。

• センタータイプ
• ジェットタイプ
• 広角・拡散タイプ
• シャワータイプやミストタイプ

センタータイプは中心に1箇所散水用の穴が空いた構造に作られており、ある程度水圧を掛けつつ散水ができます。多くの散水ホースに採用されていて、遠くにも散水しやすく扱いやすいのが魅力です。

あまり広い範囲には散水しづらく、強い水圧では散水できないため、どちらかというとやや狭い庭への散水・小物の洗浄に向いています。

ジェットタイプの場合、より水圧を強めて散水できるのが魅力です。ストレートタイプと称されることもあり、噴射する口が小さ目に設計されている分、節水できる強みもあります。

また、強い水圧で散水することで、洗車時に汚れを落としやすくなるのも利点です。タイヤのしつこい泥汚れをより手軽に除去したい方にも適しています。

広角・拡散タイプは、より広い範囲に散水しやすくなるため、広い芝生・グラウンドなどへの散水効率を上げたい方に向いています。広い面積に打ち水ができ、夏場の暑さ対策にも活躍しやすいです。

また、直線状ではなく拡散する形で散水できるので、より高い場所にも水を届けやすくなります。高い位置に植物を植えている場合にも便利です。

シャワータイプやミストタイプは、複数の噴射口から水を分けつつ散水できます。シャワータイプは汚れを洗い流す時に活用しやすく、ジェットタイプで汚れをある程度落とした後に使うと効果的です。

また、ミストタイプはより細かい水滴で節水しつつ散水ができます。植物周辺の壁への散水を減らしたい際におすすめです。しかし、風によって散水する方向が変わる点に注意しましょう。

散水ホースの機能性についてチェックすれば、使い勝手がいい製品を探しやすくなります。ここでは、以下の4つに分けて、製品に備わっていると便利な機能を説明します。

• 防藻対応の有無
• 水形の種類
• ホースリール機能
• ねじれ防止機能

防藻対応ができる散水ホースであれば、使っているうちに散水ホースの内側に発生する藻の対策ができます。長期間乾燥させずに使っていると発生しやすい藻は、水の進行を妨げてしまうだけでなく手入れも難しい点に注意が必要です。

防藻対応の散水ホースは内側が黒い作りで、藻が発生しづらい環境になっているためこまめに手入れする必要がなく、手軽に扱えます。

水形の種類がどのくらい備わっているか確認すれば、自分の用途に合う形に調節しながら散水しやすくなります。具体的には、センタータイプ・ジェットタイプ・ミストタイプかシャワータイプの3種類を備えているとさまざまな場面に対応しやすく便利です。

また、水形を調節するボタンが押しやすい位置にあるかどうかも合わせてチェックしましょう。片手で調整ボタンを押すことができれば、散水作業を止めることなくスムーズに調節
できます。

ホースリール機能は伸ばしたホースを巻き取る機能を指す言葉で、巻き取る方式は数種類あるのがポイントです。特に扱いやすいのは巻き取りハンドルを利用する方式で、自分のペースでホースのねじれや折れを修正しつつ巻き取れるという利点があります。

ハンドル式以外にはボタンを押して自動で巻き取る方式もあり、力を入れることなく巻き取りたい場合やホースが長い場合に便利です。

ねじれ防止機能が搭載されていれば、途中でホースがねじれたまま収納してしまい劣化が進む、というトラブルを避けられます。ホースがねじれが発生しにくい構造に設計されているのが特徴的で、巻き取り作業に詰まることなくスムーズに進めたい方におすすめです。

また、ホースの折れを和らげる構造の製品もあります。角を曲がってホースを伸ばす際には折れが発生しやすいため、長いホースを使う時にはあわせてチェックしましょう。

水を通すと伸びる構造が特徴的な散水用ホースもあります。水を通していない時にはコンパクトな状態で収納できるため、場所を取りにくく軽い設計なのが利点です。マジックホースという名称で販売されていて、水を通すと乾いている状態の3倍まで長さが伸びます。

耐久性は通常のホースと比べると低くなりますが、ホースが柔らかい材質でできているため取り回しがいいです。女性の方でも扱いやすい散水ホースとして活躍します。リールがなくてもコンパクトにまとまりやすいのもメリットです。

散水ホースのおすすめなメーカーには、

• takagi
• アイリスオーヤマ
• GARDENA

の3つが挙げられます。ここでは、それぞれのメーカー製品の特色や利点について説明します。

takagiは園芸用品や浴室用品など、水回りで扱う製品を多く取り扱っていて、安心して購入できる実績があるメーカーです。ホースリールの展開も多く、コンパクトな製品から頑丈な製品まで取り揃えています。

デザインはシンプルなものが多いですが、機能性と価格のバランスがいいため予算に合った製品を取り入れやすいです。

アイリスオーヤマは安い価格とおしゃれなデザインを両立した製品を数多く展開しているのが魅力のメーカーです。園芸用品としてかわいらしい・センスのいいデザインを取り入れたい方に適しています。

さらにカラー展開も豊富なので、自身が好む色合いで庭を彩りやすいです。カバーが付いた製品のように、屋外に設置できるタイプの販売もあります。

GARDENAは耐久性が高いホースリールを販売していて、製品によっては保証も20年と長いため、長期的に安心して使える製品を探している方におすすめです。ホースリールを頻繁に使うプロ仕様の製品が見つかるため、広い庭や田畑への散水を考えている場合に役立ちます。

価格設定はやや高めですが、機能性が充実しているため扱いやすいのが利点です。モダンな印象のデザインで、工具や農業用品と見た目を統一させられます。

散水ホースを扱う上で気になるポイントについてチェックしていれば、購入後のトラブルを減らしやすいです。以下の3つのポイントに分けて対処法や注意点を説明します。

• 接続部からの水漏れ
• 水圧が弱い原因
• 蛇口は開けっ放しで大丈夫かどうか

蛇口とホースの接続部から水漏れする場合、蛇口ニップルのゴム製パッキンが破損しているといった原因が考えられます。新しい蛇口ニップルを購入して付け替えてみて、水漏れが発生しないかチェックしましょう。

また、コネクターにがたつきが発生している場合、内部の爪が破損していることもあります。コネクターやニップルが故障しているか確認したい場合、ホームセンターなどで相談するのも手です。内側にごみが詰まっていることで水漏れすることもあるため、定期的に点検しましょう。

ホースリールの水圧が弱い原因には、

• ホースの内径が小さすぎる
• ホースが長すぎる
• ホースがつぶれて水路が狭くなっている

の3つが挙げられます。水圧を強くしたい場合内径は12mm、もしくは15mm以上の製品を選ぶのがおすすめです。また、必要以上に長いホースにしないことで水圧を強めることもできます。

ホースが内側でつぶれてしまうと水路が狭くなってしまい、通る水の量が少なくなって水圧が弱くなりやすいです。ホースを交換することによって、水圧を強めやすくなります。また、グリップに水圧を変化させる機能があれば、水圧の調整が手軽に行いやすくなるのもポイントです。

散水ホースを繋げる蛇口は、使用していない時にも開けっ放しにしてしまうとホースが膨張し、破裂や劣化に繋がってしまいます。蛇口を開けっ放しにしていると水道代もかさんでしまうため、節水するためにも使用時以外は蛇口を締めるように意識しましょう。

散水ホースとの接続部にオートストッパーが付いている場合も、蛇口を開けっ放しにしているとストッパーに負荷がかかりすぎてしまい、故障することがあります。ホースが破裂すると水漏れが止まらなくなってしまうため、家を開ける時にはしっかりと蛇口を締めることが大切です。

使用後には適切なケアをすることで、ホースの劣化を防ぎ品質を長持ちさせられるのがポイントです。ここでは、使用後のケアのコツについて説明します。

使用後にはホース内に残った水を抜いてから収納しましょう。内部に水が残ったままだと、カビや藻が生えることがあります。また、冬場には残った水が凍結してホースの劣化を早めてしまうため、注意が必要です。

また、ノズルの詰まりが見られたらブラシを用いて中のごみを取り除くようにしましょう。早めに対処しておくことで、後々の故障を防ぎやすくなります。

巻き取る際には、絡みや折れを直しながらしまうことが重要です。長いホースの場合は巻き取っている間にねじれや絡みが発生しやすいため、リールにきれいに巻きつけるように意識しましょう。

絡みや折れをそのままにして収納すると、ホース内部にダメージが蓄積してしまい、水漏れや水の勢いの低下につながります。

直射日光が当たる場所ではなるべく保管しないことも大切です。屋外に据え置く形で使いたい場合、フルカバータイプを選ぶようにして、なるべく日陰になる場所に置くと劣化を防ぎやすくなります。

ホースをそのまま屋外に置きたい場合、紫外線への耐性がある製品かどうかを確認してください。丈夫な設計のホースリールであれば、ある程度屋外に置いても劣化が進みにくいです。

ホースから水漏れしてしまった際には、水漏れしている穴の大きさを確認しましょう。数mmの小さい穴であれば自身で修理できます。

自己融着テープを2倍ほどの長さに引き伸ばしてから、穴に被せるようにして巻きつけてください。さらにその上に防水テープを巻くことで、水圧にも耐えられる状態に修理することが可能です。

また、ジョイント部分に近いホースが曲がって水漏れしてしまった場合、ジョイントを一旦外して、穴が開いた部分だけカットしてからつなぎ合わせることで修理できます。

散水ホースを使って、お花の水やりや洗車をもっと楽に行いましょう。散水ホースは、素材や内径・ノズルの形状・長さ・対応している水形などをチェックして選ぶことが重要です。自分が扱いやすい散水ホースを活用して、ガーデニングや洗い物をスムーズに済ませましょう。